2015年アイドル楽曲マイベスト20〈シングル編〉
前回に引き続き、今回は今年のアイドル楽曲マイベスト〈シングル編〉です。
一応縛りとして、2015年にシングルとしてリリースされたものの中から、前回の〈アルバム編〉に入れなかったアイドルの楽曲を20曲選び、独断と偏見でランキングにしてみました。
ご託はなしでさっさといきましょう。
今年3月に「鮭鮭鮭」でメジャーデビューした3人組ユニット・あゆみくりかまきの3枚目。インディーズ時代からお馴染みのAPAZZI & U.M.E.D.Y作曲の攻撃的なロックチューン。
19.寺嶋由芙「ふへへへへへへへ大作戦」
元BiSのメンバーとして活動し、脱退後はソロとして独自路線で活動を続ける寺嶋由芙のメジャーデビューシングル。80年代王道アイドルソングと大森靖子の歌詞があわさった攻めの一曲。〈あんまりまじめをなめないで〉という歌詞が刺激的。
18.五五七二三二〇「半世紀優等生」
ココナッツサブレ50周年を記念して結成された謎の覆面ガールズバンドの1stシングル。その正体は私立恵比寿中学のメンバーたち。RIZEのKenKenがプロデュースしているだけあって重厚なサウンドがカッコイイ。
17.RYUTist「Winter merry go round」
新潟のローカルアイドル・RYUTistの通算4枚目のシングル。永井ルイ作曲のドラマチックなウィンターソング。
16.吉田凛音「テンセイリンネ ~GONG! GONG! GONG!~」
ノーナ・リーヴスの西寺郷太が作詞作曲を手掛ける2ndシングル。吉田凛音のラップ(?)が心地よいダンスナンバー。
15.夢みるアドレセンス「くらっちゅサマー」
メジャー2ndシングル「サマーヌード・アドレセンス」収録曲。ケンタッキーの人気スイーツとコラボした楽曲で、作詞作曲は元Cymbalsの矢野博康。明るく弾けた夏のポップチューン。
14.こぶしファクトリー「念には念」
今年の1月に結成されたハロー!プロジェクトの新たなユニットの1st。T・レックスの「20th Century Boy」オマージュのギターリフと歌謡曲風のサビが見事にはまっていて堪らない。
13.BELLRING少女ハート「GIGABITE」
シングル「13 WEEKS LATER EP」からの一曲。元ネタはThe Ting Tingsの「Great DJ」らしく、言われてみれば確かに!という感じ。懐かしいですね。
12.Faint☆Star「フィルム!フィルム!フィルム」
agehaspringsがプロデュースするHINA(元Tomato n' Pine)とYURIAによるガールポップデュオの2ndシングル。作曲は田中秀典。フリッパーズ・ギターの曲名をもじったであろうタイトルから想像できる通り、渋谷系っぽい甘く切ない楽曲。
11.東京女子流「Never ever」
アーティスト宣言をした東京女子流の18枚目のシングル。女子流らしいメロウなバラードながら、新井ひとみが初めてメインボーカルを務め、作詞を山邊未夢が手掛けるなど新たな試みも見られる。しかし、小西彩乃卒業か……。
10.SKE48「前のめり」
SKE48の18作目のシングル。今年のAKBGの楽曲の中でこれが一番かといわれると違う気もするが、松井玲奈が参加した最後のシングルということで、個人的に。
9.STARMARIE「ネット・オークション・ベイビーズ」
元BEAT CRUSADERS、現THE STARBEMSの日高央のプロデュースで、どことなくジャパメタっぽい激しくダークな曲調に、ネットオークションをテーマにした歌詞がのったユニークな楽曲。結局こういうのが好き。
8.PassCode「Now I Know」
大阪発ラウド系アイドル・PassCodeの2ndシングル。お家芸である変幻自在な目まぐるしい曲展開と、メッセージ性の強い歌詞がリンクした新境地(?)。
7.lyrical school「ワンダーグラウンド」
HIPHOPアイドルユニットの8thシングル。作詞はKICK THE CAN CREWのLITTLE、作曲はももいろクローバーZ「5 The POWER」などを手掛けたSUI。明るく切ないダンスチューン。最高。
6.乙女新党「ツチノコっていると思う...?♡」
清竜人が作詞作曲を手掛ける7thシングル。タイトルのインパクトもさることながら、楽曲自体も情報量の多いカオティックな内容で、ただただ楽しい。
5.ずんね from JC-WC「14才のおしえて」
映画『女子の事件は、大抵トイレで起こるのだ。』で共演した吉田凜音と蒼波純による期間限定ユニット。作詞作曲は大森靖子、編曲はサクライケンタ。この時点で最高に決まっている。間奏のリコーダーも素晴らしい。(12月に吉田凛音が15歳になったことで解散)
4.アンジュルム「大器晩成」
スマイレージから改名後の第一シングル。グルーヴィーなソウル・ディスコサウンドが気持ち良い。つんく♂はプロデュースに関わっていないはずなのに、どこかかつての娘。っぽさを感じさせる。
3.バニラビーンズ「女はそれを我慢しない」
avex移籍後の第一弾シングル。東京女子流などでお馴染みの松井寛の作曲だけあって、ダンサブルなファンク歌謡。サックスの音がカッコイイ。イントロがcharの「SMOKY」っぽいところもカッコイイ。
2.Juice=Juice「Ça va ? Ça va ?」
オリコン週間シングルランキング初の1位を獲得した両A面シングル。上半期はずっと聴いてました。作曲はTOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシ、作詞は三浦徳子、編曲はCMJKなので、そりゃ良いに決まってますね。
1.LADYBABY「ニッポン饅頭」
そして1位がこれ。ミスiD2015グランプリの金子理江とミスiD2015の黒宮れい、女装パフォーマーのレディビアードとで結成されたアイドルユニットのデビューシングル。“極東アイドル最前線”といった感じ。とにかく今聴くべき。
以上!お付き合いいただきありがとうございました。
来年も素敵なアイドル、素敵な楽曲に出会えたらいいなと思いますね。
(秋好)