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風狂奇談倶楽部の活動記録や雑考など

「無敵鉄金剛」ってなんのこと?――おすすめ作品!『ぼくは漫画大王』(白樺)

せっかくの夏休みなのに、このごろはなんだか雨模様で憂鬱ですね。

こんな日はおうちにこもってごろごろしながらご本を読むに限ります!

という訳で、おすすめ作品の紹介レビューを。白樺香澄です。

恐ろしいことに104日ぶりの更新ですって!1クール放置してたのかよこのブログ!

 昨年、文藝春秋が邦訳版刊行のための資金を募るクラウドフィンディングを実施したことでも話題になった、第3回島田荘司推理小説賞の2つの受賞作品が今年いよいよ刊行となり、その第一弾『ぼくは漫画大王』が5月28日に出版されました。

 喜国雅彦先生による、宝冠を被った主人公が肘掛けにドクロの埋め込まれた玉座に腰掛け、周りには人魂が浮遊しているキャッチーな表紙イラストを、本屋さんで目に留めた方も多いのではないでしょうか。……別に本編にはドクロの椅子も人魂も出てこないのですがそれはそれとして。

 

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3大ブランド徹底比較!一番おいしいローションティッシュはどれだ選手権!(執筆者:白樺)

 ゴールデンウィークも終わり、若葉を白くきらめかす陽光の溌剌にさえ殺意が湧く五月病の候、いかがお過ごしでしょうか。白樺香澄です。

 5月1日の文学フリマでは、完売御礼のご好評を賜りまして誠にありがとうございました。わーいわーい。

 今回は文月悠光先生のインタビュー記事効果で、初めて私たちの『風狂通信』を手にとって下さったという方も少なくなく、そういった人たちに今後もご愛顧頂けるよう何か素敵な、ちょいとミステリファン以外の方に媚びた企画をやりたいなぁと思いまして、いつもは刑事コロンボが好きだって話とかをグダグダと書いている私ですが今回はちょっと趣向を変えましてスイーツ特集です!

 

 皆さん!ローションティッシュって甘くておいしいですよね!

 お鼻が赤くならないように保湿成分を配合してしっとりと仕上げたティッシュのことです。ここ5年くらいでよく見かけるようになりましたね。

 先月、鼻風邪をこじらせていっぱいローションティッシュを買い込んでいたのですが、たまたま口に入った切れ端をむしゃむしゃしていると……これが甘いのです!

 ほのかな、口に含んだ瞬間すっ、と消えてしまうような清涼感のある甘み。これはおいしい!

 調べてみると「鼻セレブ」のネピアさんのホームページで、ローションティッシュの甘さの秘密が明かされていました。

 

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 そこで私は思ったのです。各社から発売されているローションティッシュは、それぞれ紙質も保湿成分の配合バランスも違うはず……つまり、食べ比べれば「一番おいしいローションティッシュ」が解るんじゃないか!※上記ネピアさんの警告をちゃんと読め。

 私は近所のドラッグストアに走りました!

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逢隈寧子のグミラー修行道 第0回 グミとグミ世界

はじめに

 初めまして、逢隈寧子(おおくまねこ)と申します。ここでは、グミラー修行中の身である私が、グミに関するあれこれについて、ときに情熱的に、ときに軽率に、好き勝手に自由に書かせていただく所存です。
 とは言え、いきなりグミについて語り出したところで、興味を持って読み進めてくださるのはグミラー並びにグミラー修行中の諸先輩方、ご同輩方に限られてしまうことでしょう。そしてそれは私の本意とするところではありません。そこで、連載初めの今回は「第0回」と銘打ちまして、グミの魅力とは一体どのようなものか、私たちグミ愛好者たちが夢中に噛んでやまないグミというものの本質を探ることによって、僭越ながら広く読者の皆さまのグミへの興味関心を引き出すことを本願といたします。難しい話はありませんので、どうぞ肩の力を抜かれて、お気軽にしばしお付き合いいただけましたら幸いです。

グミの歴史

 はじめにグミの歴史について簡単にご紹介してみます。舞台は1920年ドイツ、ハンス・リーゲル(Hans Riegel)氏が子どもの咀嚼力を高めるためのお菓子を開発し、ボン(Bonn)で会社を設立します。それが、天上天下唯我独尊世界が誇るグミ会社・ハリボー(HARIBO)社の始まりでした。創業2年後には日本でもお馴染みの「ゴールドベア」が製造開始され、ハリボー社は現在もなお世界最大のグミ会社として君臨し続けています。正しく原点にして頂点。全てのグミラーはドイツの方角に足を向けて寝られませんし、ハリボー社のことは敬意を表してハリボー「さん」と呼ばずにはいられないのです。
 日本においては、1980年に初めて明治製菓から「コーラアップ」というグミが発売されました。コーラアップは、一時販売停止となっていましたが、2008年頃からリニューアル発売が始まり、現在では再び全国の店頭に並べられています。日本初のグミが今もなお愛され噛まれ続けているのは、本当に素晴らしいことですね。とは言え、1980年当時の日本ではまだグミというジャンルが普及していなかったため、コーラアップは当初「ゼリーキャンデー」として発売されていました。日本におけるグミの普及に関して非常に大きな役割を果たしたのは、同じく明治製菓から1988年に発売された「果汁グミ」でした。果汁グミは今や日本において間違いなくグミのスタンダード、文句なしの王道であり、有無を言わせぬ絶対的地位を築いていると言えるでしょう。私も大好きです。本当に、明治製菓(現在は明治)さんには尊敬と感謝の念を忘れずに日々生きていきたいと常々考えております。
 日本のグミは絶えず挑戦と進化を繰り返しています。そしてその情勢を見守り、噛み、考察することは全国のグミ愛好者の生きる喜びとなっています。グミを中心としてそれを取り巻く生産者、消費者からなる日本の《グミ世界》――その展望は非常に明るく希望に満ちていると、私は思っています。

グミの定義

 グミの定義は非常に曖昧なのですが、一般には「果汁などをゼラチンで固めたお菓子で、ゼリーよりもゼラチンの比率が高い(=硬い)もの」という認識でよいかと思います。ちなみに、グミという名称は、ドイツ語でゴムを意味するGummiから付けられたのだそうです。
 (ごく個人的には、「表面のつるつるさ《テクスチャー》」「歯を跳ね返す弾力の高さ《バウンズ》」「総合的な噛み心地のよさ《カンフィー》」それぞれを一定水準で兼ね備えたもの以外はグミと認めたくないですと思ってしまう過激派的感情もあるのですが、そういったものはあくまで個人のグミ価値観に過ぎないと弁えておくべきでしょう。無益な定義論争をするよりも、好きなグミについて語り合うことのほうがよっぽど楽しいですよね)

グミの魅力

 この章を書くにあたり、どうして自分はグミが好きなのか、自分はグミのどんなところが好きなのか、を考えてみようとしたのですが、これが予想以上に難解な問でありまして、終いには「グミがグミであるからグミが好き」という結論に至りました。特定の種類のグミについてであれば、好きな点について語ることも随分と容易になるのですが。改めて考えてみると難しいです。ただ、強いて言うなら、「幸福感」でしょうか。グミを食べるだけで幸せな気持ちになることができるので、本当に不思議だと思います。

次回予告

 次回は「第1回 グミとわたし」をお送りします。私たちのグミ世界の発展に比例するかのように、グミの姿は日々多様化の一途を辿っています。そしてさまざまな種類のグミの中には、自分の好みに合うものもあれば、そうでないものもあります。私は、この「グミ多様世界」で生きていくには、まず自分の好みグミの条件について知り、また、グミというものに対する自分の立ち位置をある程度明らかにし、それを踏まえた上で、多様なグミについて考察することが大切なのではないかと考えます。そこで次回は、実際に私自身がどのようにグミと向き合ってきているかについて書きたいと思っています。読者の皆さん自身がグミと向き合うための一助となることができましたら幸いです。ご期待ください!

 

(※この記事は、『風狂通信vol.1』に掲載されたものです。「第1回 グミとわたし(前編)」は『風狂通信vol.2』に、「第2回 グミとわたし(後編)」は『風狂通信vol.3』に掲載されておりますので、ぜひ合わせてお読みください)

半可通のスターウォーズファンが「フォースの覚醒」を観て考えた事──第三回 J・Jの野蛮

あらすじ

半可通の
STAR
WARS

ファンが「フォースの覚醒」を観て考えた事

Issue VI
UPTURN OF THE JJ

風狂殺人倶楽部の石井は、
「フォースの覚醒」の感想と旧三部作の魅力を伝えるべく
スターウォーズシリーズの三部作構成に倣った、
長大な原稿の執筆へと向かった。

劇中では、新共和国の知らぬ間に
ファースト・オーダーは新たな超兵器を開発していた。
それはあの初代・第二デス・スター
遥かに上回るどころではない性能だという事を得意気に説明した。

この究極兵器に済むカイロ・レンきゅんは
一見ダース・ヴェイダーっぽいけどゴミメンタルな中二病
ちょっとした事でもすぐ物に当ってしまうし、
女の子の話になると人間にも暴力を振うのだった……

第一回: fukyo-murder.hatenablog.com

第二回: fukyo-murder.hatenablog.com

帰って来たヤヴィンの戦い:そして一大決戦へ

免責事項:以下、本編とエピソード4のおおまかな展開を割っています。御注意

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半可通のスターウォーズファンが「フォースの覚醒」を観て考えた事──第二回 旧作の踏襲

あらすじ

半可通の
STAR
WARS

ファンが「フォースの覚醒」を観て考えた事

Issue V
THE ENTIRE STORY'S BACK

厄介なファンにとって試練の時だった。
新三部作から10年が経ちながらも
ディズニーはルーカス・フィルムを買収し、
スターウォーズの完全新作の製作を余儀なくさせた。

恐るべき現代の技術を用いた
J・J・エイブラムス率いる新製作陣は
実寸大のミレニアム・ファルコンを用い
新たな映画を撮影した。

スターウォーズに執念を燃やす
風狂殺人倶楽部の石井は
戦々恐々としつつ劇場へと向かい、
フォースの覚醒を目の当たりにするのであった……

第一回:

fukyo-murder.hatenablog.com

そして覚醒へ

半可通のスターウォーズファンを自認する石井が、「フォースの覚醒」について語るフリをして旧三部作の話をしていこうというこの連載、とうとう本編に入ろうと思います。

さて、もう何日か忘れましたけど、2015年の12月中頃、遂にエピソード7「フォースの覚醒」が公開されてお前はどうしたのかという話ですが、修論やら何やらに追われていたので、封切りすぐには観にいけず、帰省してから旧三部作を見直した後、家族と一緒に観に行きました。 12月24日の木曜日でした。今こうして書いて気付きましたけど、これクリスマス・イヴですね。

そのクリスマス・イヴに石井が何を観、何を感じたのか──だいたい時系列に沿って「フォースの覚醒」の感想を語っていきましょうか。

免責事項:以下、本編とエピソード4のおおまかな展開を割っています。御注意

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半可通のスターウォーズファンが「フォースの覚醒」を観て考えた事──第一回 新たなる三部作

という訳で、何だか大分旬を逸してしまったような感じがするんですが、『フォースの覚醒』についてちょっと語ってみようというような記事です。 まず最初にお前はスターウォーズの何なんだという話ですけど、何なんだというほどの者ではなくって、物心つく前から親にスターウォーズ旧三部作を観せて育てられた程度の、血中濃度の1割がスターウォーズで残り9割がスティーヴ・ジョブズみたいな、まあ比較的平均的な人間の血が流れている、何処にでもいるおじさんです。

……で、実はこれは第二稿なんですけど、第一稿をどうして没にしたのかというと、なんかエピソード7の記事の筈なのに、気付いたらエピソード4のあらすじを8000字弱書いていたんですね。 いや、以下でも触れるんですけど、エピソード7はエピソード4の構造をかなり意識的に踏襲・引っくり返して創られてる所があるので、まあ4の話したくなっちゃうのは仕方ない所があるんです。っていうか、以下では耳にタコが出来るほどエピソード4の話をします。ごめんなさい。 それでも多分人間としては標準的でもどうやら何かどこかで間違えた感じがするので、どうやら自分は面倒臭いスターウォーズおじさんと呼ばれる人間であるらしい、というような感じがマザマザと悟られてきたので、以下の文章では、一応「面倒臭いスターウォーズおじさん」が『フォースの覚醒』を見て感じ考えた事について書かれていると思って貰えればいいかと思います。 といっても、ガチ勢よりはずいぶん緩くて、スピンオフの小説とか、あとはクローン大戦を描いたアニメ版とかはちゃんと追えてないといった程度の、思い出した時にめんどうくさくなるタイプのおじさんですね。 まあ、生半可なおじさんが一番性質悪いとかいう話がありますが、しったこっちゃねーよ。

俺のフォースが覚醒するまで

そもそも、このエピソード7『フォースの覚醒』が公開されるぞと聴いた時って、めちゃくちゃ複雑な心中だったんですよね。

というのも、先述の通り私は両親にいわゆる〈旧三部作〉、つまりエピソード4「新たなる希望」、5「帝国の逆襲」、6「ジェダイの帰還」という一番最初に公開されたエピソード群を何度も何度も繰り返し観せられて育って来たんですね。 それこそ親が新年会を開く度に「2001年宇宙の旅」と一緒に観る*1、くらいな感じで。 いうなれば、脳内にインプリントされているといっていいもう一つの心のふるさとな訳で、幼い頃はC-3POR2-D2の声つき貯金箱で遊んだり、布団に潜ってはスターウォーズごっこをしていた訳です。

これらが公開されたのは、私が生まれる遠い昔で、さながら遥か彼方の銀河系での出来事であった訳なんですが、これから二十年近く経ってから、私が小中学生くらいの時に、旧三部作の前日譚を描いた〈新三部作〉の製作が決定された訳です。 これはもう観ない訳にいくまい!ということで、エピソード1「ファントム・メナス」は、確か旅行先のアメリカで両親と観ました。

現代の技術で格段にアップした映像のキレ、手に汗握るポッドレース、鮮烈に描き出されるライト・セーバー戦! 幼な心にとてもわくわくしたのを覚えてます。

その後も、2「クローンの攻撃」、3「シスの復讐」が次々と公開されていったんですね。

……で。

でも……こうなんというか、それがあんまりピンと来なかったんですね。 ロマンス描写がこう、旧三部作の戦いの中で育まれていく躍動的なものというよりは寧ろ、ベタベタのゴテゴテのロマンスで。 シスの暗黒卿ダース・シディアスが折角の戦闘シーンで、一発逆転のとどめを刺すときに急に「ぱわ〜〜〜〜!」とか叫び出したり。 オビ=ワンが終盤で急に「共和国の平和は!」とか合衆国の愛国者みたいな事叫び出すし。 正直、スターウォーズに求めている物と、何だか違う……というものだった訳です。

勿論、悪くはなかったんですよ。 現代の技術で描かれる戦闘シーンは壮麗だし(うるさいファンなので「画面明るすぎ💢 もっと暗くして💢」とかいっちゃうけど)、ポッドレースのシーンなんかもスリリングでいいし、ライト・セーバー戦も趣向が変わっていて面白いし、後から張られた〈伏線〉を拾っていったりするのも楽しいし。 旧三部作ではあんなにヨボヨボだったヨーダが、縦横無尽に跳ね回ってシディアスと闘うシーンなんて感動しましたよ。

それでも、心の中に持っていた「ぼくのスターウォーズ」とは、何か合致しなかったんですね。 九部作構成らしいし、ってことはまだこのあと続けるの……?ルーカス大丈夫……?という気すらしていた。 なので、新三部作が完結した後、なんかもう監督のルーカスは飽きて続き創る気ないらしい、という事を聞いて、「うん、それでいいよ……」という気分で、完全に終わったつもりになっていたんですね。

……から、十年経って。十年経って続編製作決定!!ですよ。

しかもウォールト・ディズニーで

えっていうことは何!?あの「デンデン!デンデン!デ〜ン、デンデン!パッパカパーンぱかぱかぱぱんぱかぱかぱかぱんっ ぱかぱっか ぱっぱかぱ〜ん テケリリー ジャッジャジャーン テケリリー ジャッジャジャーン ジャジャジャジャジャ〜〜〜〜ン!」っていう20世紀フォックスのオープニングファンファーレは聴けない訳 *2!?


20th Century Fox Intro [HD]

えっどういうこと!?

正直どう反応していいのかわかんなかったんですよね。

更に、あのJ・J・エイブラムスが監督するらしいぞと。

ここで非常に悩んだんですよ。 J・J・エイブラムスといえば、歴史あるシリーズの続編を、ウルサいファンを唸らせつつ一般ウケするように撮ることに長けた監督じゃないですか。 だったら、そんなに悪くはならないかな、みたいな気がする訳です。 そもそも、元々は続く予定だったものを改めて創る訳で、まあ丸っ切り余計な事をしている訳でもなし。 J・Jの『スタートレック』は、私自身スタートレックは殆んど観たことなかったけど楽しめたし。

まあ、公開されるものを観てみない事には仕方ないだろう……という事で公開まで悶々と待つ日々を過していた、と。

そういう訳で、スターウォーズの基本形である三部作形式を踏襲して、今回を含めて三部構成で「フォースの覚醒」について語りつつ、スターウォーズに関する四方山話をしていきたいなと思っております。 待て次回!

fukyo-murder.hatenablog.com

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*1:『マーズ・アタック!』と合わせてこれらは〈石井家三大SF映画〉として物心付く前から何度となく観せて育てられてきたんですよ。テレビ番組『サンダーバード』を合わせて四大SF作品とも呼ばれる。サンダーバードも映画版あるけど、まあテレビシリーズがメインだし

*2:余談なんですけど、公開前にそういう事を指摘していた記事が英語でもあって、ここでは "Brrrrrumpum. Brrrrumpum. Brrrrrrrrrrrr-um-pum." と書かれている。言語が違っても何となく脳内で再生出来るもんだなあ

三冠おめでとう!『王とサーカス』読書会!(執筆者:白樺)

あけましておめでとうございにゅーいやー。白樺香澄です。

「刑事コロンボvs日高屋」をほっぱらかして始めた「倒叙ミステリ七つの大罪スペシャル」がどう絞っても12個になってしまうのでまたもほっぱらかして幾星霜。

そんな中、1月9日にサークルで開催させて頂きました「三冠おめでとう!新春『王とサーカス』読書会」なのですが、ツイッター上などで「行きたかったけど行けなかった」「レジュメ見せて」と声を掛けて下さる方がいらっしゃったので、せっかくなのでこちらで公開いたします!(あくまでレジュメなので体裁は荒いですが……)

あ、こわい人に怒られたらすぐ消すよ!フランクに『王とサーカス』『氷菓』『さよなら妖精』『儚い羊たちの祝宴』『折れた竜骨』『満願』あたりのネタバレしてますのでご注意を!!

 

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